plugin.config

解説

plugin.config ファイルは Traffic Server で利用可能な実行時に読み込み可能なプラグインの制御をその設定と同様に行います。このファイルに記載されたプラグインの一覧は、常に読み込まれ大域的に影響を持っているので グローバルプラグイン として参照されます。これはその影響が適用された特定のマッピングルールに制限されている remap.config に指定されたプラグインとは対照的です。

設定の各行は .so ファイルへのパスで構成されます。このパスは絶対パスにもプラグインディレクトリ ( 通常は /usr/local/libexec/trafficserver) に対する相対パスにもできます。プラグインの読み込み失敗は致命的で、 Traffic Server の中断を引き起こします。一般に、プラグインはキャッシュと認証ポリシーについて恣意的な効果を持っているので、特定のプラグイン無しで動作することがサービスの提供において安全かどうか知ることはできません。

重要

プラグインは一度のみ記載されるべきです。プラグインが記載される順番はリクエスト処理のためにプラグインがチェーンされる順番となります。

スペース区切りの引数によるオプション一覧がプラグインの後ろに続くことがあります。これらはプラグインの初期化関数 TSPluginInit() に引数ベクターとして渡されます。$ の文字で始まる引数は Traffic Server 設定変数を示します。これらの引数はプラグインが読み込まれる前に対応する設定変数の値に置き換えられます。設定変数の展開を使用する際には、ほとんどの Traffic Server 設定が変更されうることに注意してください。プラグインが現在の値を要求する場合は管理 API を使用してそれを取得しなければなりません。

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# test-plugin.so arg1 arg2 arg3
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plugins/iwx/iwx.so
plugins/abuse/abuse.so etc/trafficserver/abuse.config
plugins/icx/icx.so etc/trafficserver/icx.config $proxy.config.http.connect_attempts_timeout

参照

TSAPI(3ts), TSPluginInit(3ts), remap.config(5)